開催日:2026年1月28日(水)~2月1日(日)
営業時間:11:00~18:00 ※最終日は16:00まで

新しい一年のはじまりに、素材と技に向き合い続ける二人の女性をご紹介いたします。
彫刻とジュエリーの境界を軽やかに越える粉奈和子さん。平安の「御簾」に着想を得た織物を生み出す宮井喜久子さん。
時を超えて響くかたちと布の世界を、ぜひご覧ください。
1949年生れ。桑沢デザイン研究所・グラフィック科を卒業後彫金工房アシスタントを経て作家活動を始める。立体作品現代アートジュエリーを制作し意欲的に個展等で発表
静岡県内のカルチャースクールで手織りの講座を担当し、多くの受講生に手織りの技術と魅力を伝えています。
彼女の指導のもと、受講生たちは卓上織り機を使ってマフラーやストール、バッグ、敷物などを制作し、その作品展が静岡市のしずぎんギャラリー四季で開催されるなど、地域の文化活動にも貢献されています。
オリジナルな織物制作が日常です。主な創作はパーテーションやタピスリーで、平安時代の寝殿造に登場した「御簾」のイメージが発端です。隔てる空間ではなく、借景の要素に作品が加わることで、心地よい空間を生み出す作品が願いです。