旅行で初めて同じ部屋で寝た際に、同級生や同僚の大きないびきに驚いた経験がある方も多いのではないでしょうか。
眠っている時に、呼吸に伴い発せられる雑音が「いびき」です。
睡眠中は全身の筋肉、のどの周り舌の筋肉も緩みます。重力により舌が下に落ち込むことで気道が狭くなり、そこに空気が通ると周囲が振動して音をたてる。それがいびきの仕組みです。
実はいびきには「単純性いびき」「上気道抵抗症候群」「睡眠時無呼吸症候群」の3つ種類があります。
アレルギー症状の鼻づまりや疲労・飲酒などが原因の一時的ないびきです。原因を取り除くといびきは解消します。
後述する睡眠時無呼吸症候群の軽症にあてはまります。無呼吸や低呼吸はありませんが、習慣的ないびきがみられます。睡眠中に上気道が狭くなり、強い力で呼吸をする必要があるため睡眠の分断がみられます。そのため、しっかり寝ているはずなのに、日中に疲労感や眠気を感じやすくなるのが特徴です。
常時いびきがあり、他人から指摘されるほど大きな音をたてます。いびきと共に睡眠中に呼吸が止まるなどの症状が現れている方も多くみられます。
いびきは以前は「一緒に寝る方やご家族などが迷惑」という程度の認識でしたが、現在では
「いびきは治療する時代」
と考える方が、増えています。というのも継続的にいびきをかいている方の場合、睡眠時無呼吸症候群の可能性や、それに伴う生活習慣病や脳・心臓の疾患という合弁症のリスクが高まることが分かり始めているからです。
睡眠中にいびき共に警戒すべき徴候があり、以下の症状には注意が必要になります。
これらの症状は睡眠時無呼吸症候群を示唆する可能性があります。もしこうした症状の自覚があれば一度診療をおすすめします。
2024年2月現在まで、すでに100人以上の患者様が睡眠時無呼吸症候群の診断でCPAP治療を行っております。
睡眠時無呼吸症候群は、血管に負担がかかり、高血圧や心臓・脳などの疾患リスクが高まります。当院では循環器専門医が、睡眠状況だけを診るのではなく疾患予防を念頭に、総合的に診察しています。
対面診療では、実際にご来院いただき医師が直接対面して診察します。ご予約せずにご来院いただいても、予めWEBでのご予約どちらにも対応いたします。
オンライン診療では、スマートフォン・タブレット・パソコンのWEB会議機能を通じて、医師が診察します。オンラインで完結しますので、来院は不要です。
いびきなど睡眠時に呼吸が止まっているなど指摘・自覚したら当院のいびき外来をご利用ください。