健康診断で「脂質異常症」と指摘された方は、食事内容を見直す必要があるかもしれません。脂質異常症は血液中の脂質、特にコレステロールや中性脂肪が多すぎる状態です。放置すると動脈硬化を引き起こし、心臓病や脳卒中などのリスクを高めます。しかし、食事療法は脂質異常症の改善に寄与する可能性が高いです。
この記事では脂質異常症の食事療法について詳しく解説します。食べてはいけないもの一覧や推奨される食べ物、具体的なレシピについても紹介します。記事を読めば、毎日の食事を変えるきっかけになり、健康的な生活を送れるようになります。
当院では、脂質異常症で悩んでいる方の診療も行っています。
脂質異常症には体重管理が重要です。当院の肥満外来では、医師の診察をもとに栄養指導や運動プログラム、治療薬を組み合わせたアプローチを提供します。肥満治療薬のみの処方も可能です。あなたの健康改善をサポートします。
脂質異常症の食事療法は、ただやみくもに脂っこいものを減らせばいいというわけではありません。重要なのは、体にとって良い脂質を増やし悪い脂質を減らすことです。皆さんが大好きなラーメンで例えてみましょう。ラーメンには、麺・スープ・チャーシュー・メンマ・ネギなどさまざまな食材が使われています。
脂質異常症の食事療法では、ラーメンのスープに含まれる動物性脂肪を減らし、麺の量を調整しチャーシューの代わりに鶏のササミ肉を選ぶなど食材や調理法を工夫することで、脂質の量を調整していきます。
脂質異常症の方が食べてはいけないもの一覧を紹介します。脂質異常症の人は、以下の食べ物をできるだけ控えるようにしましょう。
飽和脂肪酸の多い食品は避ける必要があります。主に以下の食品が当てはまります。
コレステロールの多い食品にも注意が必要です。普段から口にする食品にも含まれているので、以下の食品例をチェックしておきましょう。
糖質の多い食品にも注意してください。糖質制限という言葉があるように、糖質の量を調整しないと肥満や糖尿病のリスクにもつながります。以下の食品を把握しておきましょう。
脂質異常症の人は、以下の食べ物を積極的に食べるようにしましょう。
不飽和脂肪酸の多い食品は以下のとおりです。
食物繊維の多い食品は以下のとおりです。
その他に推奨する食品は、タンパク質が含まれる食べ物です。赤身の肉や魚・大豆製品などは、良質なタンパク質源です。筋肉や血液を作るために必要な栄養素なので、積極的に摂取しましょう。
家庭で作れる脂質異常症に適したレシピを以下で紹介します。レシピは簡単で手軽に作れておいしいので、ぜひチェックしてみてください。
豆腐ハンバーグの材料と作り方についてそれぞれ下記で紹介します。
材料(2人分)
作り方
鮭のホイル焼きの材料と作り方についてそれぞれ下記で紹介します。
材料(2人分)
作り方
当院では、食事栄養指導も行っています。気になる方は以下の記事をご確認ください。
>>大石内科循環器科医院の食事・栄養指導はこちら
脂質異常症は血液中のコレステロールや、中性脂肪が多すぎる状態です。放置すると動脈硬化を引き起こし、心臓病や脳卒中などのリスクが高まります。
今回ご紹介した食事療法は脂質異常症の改善に寄与する可能性が高いです。動物性脂肪やコレステロールを多く含む食品を控え、青魚・植物油・ナッツ類などの不飽和脂肪酸を多く含む食品を積極的に摂取することが推奨されます。また食物繊維が豊富な野菜や豆類も、積極的に食べるようにしましょう。食べてはいけないもの一覧をチェックして、くれぐれも食べすぎには注意してください。
当院では管理栄養士による栄養指導も行っております。食事のことをもっと知りたい方は、是非当院にご相談下さい。
当院の肥満外来では、専門の医師が栄養指導や運動プログラム、必要に応じて治療薬の処方を通じて、個別のケアプランを提供します。肥満治療薬のみの処方も可能のため、お気軽にご相談ください。
大石内科循環器科医院
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