健康診断で血圧が高いと指摘されたことはありませんか?日本人の成人男性の約6割、女性の約4割が高血圧だと言われています。高血圧は自覚症状が出にくく、サイレントキラーとも呼ばれています。放置すると、脳卒中や心筋梗塞など命に関わる病気を引き起こすリスクも高まります。
「自分は大丈夫」と思っていても、知らないうちに高血圧が進行している可能性があります。この記事では高血圧を疑う際に受診すべき診療科や、具体的な治療法などを詳しく解説します。ご自身の体を守るためにも最後まで読んで、高血圧に関する正しい知識を身につけてください。
大石内科循環器科医院では、高血圧の診療をしております。通院しやすい立地にあり、地域のかかりつけ医として診療を行っています。高血圧にお悩みの方はお気軽にご相談ください。

高血圧の受診におすすめの診療科や、症状に応じた受診先の選び方、専門医に相談するべきタイミングを解説します。
高血圧を診療できる診療科は、大きく分けて以下の3つがあります。
内科は、風邪やインフルエンザなど、あらゆる体の不調に対応する診療科です。高血圧もまずは内科での診察をおすすめします。高血圧の初期段階であれば、内科での治療で十分な場合も多いです。
循環器内科は、心臓や血管の病気を専門とする診療科です。高血圧が進行すると心臓や血管に負担がかかり、動脈硬化や狭心症、心筋梗塞、脳梗塞などの病気を引き起こす可能性があります。
腎臓内科は、腎臓の病気を専門とする診療科です。腎臓は血液を濾過して、老廃物や余分な水分を尿として排出する役割を担っています。高血圧は、腎臓にある毛細血管に負担をかけ、腎臓の働きを低下させる原因の一つとなるため、高血圧とともに腎臓の働きが気になる場合は、腎臓内科への受診も検討しましょう。
当院は循環器内科を専門にしておりますので、高血圧と疑いのある方から実際に治療中の方まで診ることが可能です。静岡県内でお悩みの方はぜひお越しください。
どの診療科に行けば良いか迷ってしまう方は、かかりつけ医に相談してみましょう。かかりつけ医は、患者さんの体質やこれまでの病歴を把握しているので適切な診療科や医療機関を紹介してくれます。かかりつけ医を持つことは、ご自身の健康を守るうえで大切です。
初めての医療機関では相談しにくい生活習慣や不安な症状も、かかりつけ医なら気軽に話しやすいというメリットがあります。日常的な体調変化も相談できるため、より継続的なサポートを受けられます。
高血圧に加えて下記の症状がある場合は、循環器内科への受診を検討しましょう。
これらの症状は、高血圧によって心臓や血管に負担がかかっているサインの可能性があります。高血圧に伴って心臓や血管の症状が出ている場合や、動脈硬化の兆候が見られる場合は、循環器内科への受診が適切です。
大石内科循環器科医院では、高血圧や動悸・息切れなどの症状について、循環器専門医によるオンライン診療を行っています。通院が難しい方や、まずは相談だけしたい方も、ご自宅から受診可能です。
特に胸の痛みや動悸などの症状は、心臓への負担が蓄積しているサインかもしれません。以下のページでは、心臓のリズムや動きの異常を詳しく調べる心電図検査について解説しています。

高血圧の治療は基本的に内科や循環器内科で行われますが、以下の場合はより専門性の高い医療機関を受診することをおすすめします。ご自身での判断は難しいので、まずは地域の循環器内科に相談してください。
高血圧は生活習慣病の一つであり、生活習慣の改善が治療の基本です。複数の医療機関を受診しても血圧が改善しない場合は、他の病気が隠れている可能性や、より専門的な治療が必要な場合があります。
高血圧を放置すると、脳卒中や心筋梗塞などの命に関わる病気を引き起こすリスクがあります。重篤な場合は、専門的な治療や緊急手術に対応できる設備の整った医療機関への入院が必要となることがあります。
以下の記事では、高血圧を放置した場合のリスクや日常でできる対策を詳しく解説しています。
>>「血圧が高い」と、健康診断で引っかかった方へ|放置リスクと対策を解説
高血圧は自覚症状がほとんどないまま進行することが多く、気づかないうちに重大な病気を引き起こす可能性があります。ここでは、高血圧の初期症状と家庭での血圧測定について解説します。日常の変化に気づくための参考にしてください。
高血圧の初期には、自覚できる症状がほとんどありません。頭痛やめまいなど症状が現れ始めると、体が危険信号を発しているサインの可能性があります。朝起きたときの頭痛や肩こりが続くなどの症状は、高血圧による血流の変化が影響している場合があります。動悸や息切れが出る場合は、心臓に負担がかかっていることも考えられます。
これらの症状は疲れやストレスと見分けがつきにくいため、気になる症状が続くときは早めに血圧を測って確認することが大切です。少しでも不安があれば、早めに受診することで重症化を防ぐことができます。
以下の記事では、高血圧の初期症状について詳しくまとめているのであわせてご覧ください。
>>高血圧の初期症状を解説!すでに症状が出てると進行しているかも
家庭での血圧測定は、高血圧を早期に見つけ、重症化を防ぐために大切な習慣です。毎日正しい方法で測ることで、自分の体の変化をいち早く知ることができます。測定のポイントは以下のとおりです。
足は組まずに足の裏を床につけ、腕は机の上に置いて心臓の高さになるようにします。カフ(腕に巻く帯状の部分)は心臓の位置よりやや高めに巻き、指が1〜2本入るくらいのゆとりを持たせましょう。測定中は話したり動いたりせず、リラックスして結果を待つことが大切です。
測定結果は「上の血圧」「下の血圧」「脈拍」とあわせて、血圧手帳やスマートフォンアプリに記録します。これを続けることで日々の変化に気づきやすくなり、医師にも正確な情報を伝えられます。上の血圧が135mmHg以上、または下の血圧が85mmHg以上の場合は、高血圧の可能性があるため医療機関を受診しましょう。
高血圧は生活習慣や体質など、さまざまな要因が絡み合って起こるため、原因を知っておくことは予防や対策の第一歩になります。以下の記事では、高血圧が起こる仕組みや主な原因をわかりやすく解説しています。
>>高血圧はなぜ起こる?原因と対策をわかりやすく解説
初めて病院を受診するときは、事前に以下の情報を整理しておくことで、スムーズな診察につながります。
初診時には、血圧手帳やお薬手帳、健康診断の結果などを持参すると、診察がスムーズに進みます。血圧の変動パターンや服用中の薬の情報があると、医師は患者さんの状態をより正確に把握でき、適切な治療方針を立てやすくなります。
お薬手帳があれば、他の病気で飲んでいる薬との飲み合わせを調べることができ、安全な治療につながります。血圧手帳やお薬手帳は、診察をスムーズかつ安全に進めるために大切です。
受診前に症状や生活習慣を整理しておくことは、高血圧の正確な診断と最適な治療につながります。高血圧は自覚症状が出にくいため、些細な体の変化でも見逃さないことが大切です。以下に、医師に伝えたい主な項目をまとめています。
症状や生活習慣を正確に伝えることが、再発予防や合併症の早期発見にもつながります。高血圧の場合に気をつけるべき食事について、以下の記事で解説していますので、あわせてご覧ください。
>>高血圧の人が食べてはいけないものを解説!食生活で気をつけるべきポイント
高血圧を放置すると、心臓・脳・腎臓・血管に深刻なダメージを与え、命に関わる病気を引き起こす危険があります。自覚症状がなくても、長期間続くことで血管は確実に傷つき、全身の臓器に悪影響を及ぼします。特に注意すべき合併症は、以下のとおりです。
早期の対策と生活習慣の改善で、これらの重大な合併症を未然に防ぐことができます。高血圧を指摘された段階で原因やリスクを正しく理解しておくと、日々の予防や治療の取り組みがしやすくなります。
動脈硬化は自覚症状がないまま進行するため、定期的な検査で血管の状態を把握することが重要です。以下のページでは、手足の血圧比から血管の硬さや詰まりを詳しく調べる検査について解説しています。
高血圧は、日常生活の工夫によって予防・改善が期待できる病気です。薬に頼る前に、生活習慣を整えることが大切です。特に次の5つのポイントを意識しましょう。
外食が多い方はスープを残すなど、日常的に塩分の摂りすぎを防ぐ工夫が必要です。ミネラルを多く含む食材を取り入れると、血圧を下げる効果も期待できます。運動は1日30分程度、週3~5回を目安に行うのが理想です。エレベーターではなく階段を使う、一駅分歩くなど、日常生活の中で体を動かすように意識しましょう。
睡眠不足も血圧を上げる原因となるため、寝室環境を整え、十分な休息をとりましょう。家庭での血圧測定を習慣にし、変化に気づけるようにすることが健康維持への第一歩です。
高血圧の治療は、大きく分けて「生活習慣の改善」と「薬物療法」の2つがあります。
高血圧の治療は、生活習慣の改善が基本で効果が期待できる方法です。薬に頼る前に、日常の行動を見直すことで血圧を下げ、合併症を予防できます。意識すべきポイントは次のとおりです。
加工食品や外食は塩分が多いため注意し、1日6g未満を目標に減塩を意識しましょう。日本人は塩分の摂取量が多く、1日平均で男性10.3g、女性8.8g摂取しています(令和5年国民健康・栄養調査結果)。
運動は1日30分程度、週に3~5回を目安に続けると効果が期待できます。ストレスを溜め込むと血圧が上がりやすくなるため、十分な睡眠とリラックス時間の確保も重要です。生活習慣の改善を継続することが、治療の第一歩であり、再発を防ぐポイントです。
以下の記事では、高血圧治療ガイドラインにもとづいて運動療法のポイントを詳しく解説しています。
>>高血圧の運動療法のおすすめの方法や効果を高血圧治療ガイドラインをもとに解説!
生活習慣の改善だけでは血圧が十分に下がらない場合や、高血圧に伴う合併症がある場合は、薬物療法が必要となることがあります。主な高血圧の薬は、以下のとおりです。
それぞれ治療効果が異なり、患者さんの状態に合わせて使い分けられます。薬物療法を行う場合は、医師の指示に従い、決められた量をきちんと服用することが大切です。副作用が現れることもあるため、気になる症状がある場合は、自己判断せずに医師に相談しましょう。
高血圧について網羅的に知りたい方は、以下の記事をぜひご覧ください。
>>大石内科循環器科医院|高血圧の基礎知識・症状・治療について
高血圧に関して寄せられる質問について、以下の3つを解説します。
症状がなくても、血圧が高めの状態が続くなら、一度医療機関を受診することをおすすめします。高血圧は「サイレントキラー」と呼ばれ、自覚症状がないまま進行することが多く、気付かないうちに心筋梗塞や脳卒中を引き起こすことがあります。早期に発見し、適切に管理することで、リスクを減らせます。
特に体調不良を感じていない場合でも、高めの血圧を放置すると数年後に動脈硬化が進み、重大な病気につながる可能性があります。症状がなくても、血圧が高めなら早めに受診し、医師に相談しましょう。
健康診断で高血圧を指摘されたら、できるだけ早く医療機関を受診し、詳しい検査を受けることが大切です。健康診断の血圧測定は、1回のみであることが多く、正確な診断には複数回の測定が必要です。高血圧の背景に他の病気が隠れていることもあるため、早めに専門医に相談することが重要です。
健康診断で高めの血圧を指摘された場合、自宅でも測定を続け、高い値が続くようなら、早めに内科や循環器内科を受診しましょう。
高血圧の治療は、多くの場合、長期間にわたって継続する必要があります。高血圧は慢性的な病気であり、治療を中断すると血圧が再び上昇し、合併症のリスクも高まります。生活習慣の改善によって薬を減らせる可能性もあります。具体的には次のような取り組みで効果が期待できます。
これらを継続することで、薬の量を減らせたり、薬なしでコントロールできたりする可能性もあります。自己判断で薬をやめるのは危険です。医師と相談しながら、自分に合った治療を続けましょう。
高血圧を疑う場合、まずは内科を受診し、症状が重い場合や心臓、腎臓に不安がある場合は、循環器内科、腎臓内科の受診を検討しましょう。高血圧は自覚症状が出にくい病気ですが、放置すると動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳梗塞などの命に関わる病気を引き起こすリスクが高まります。
早期発見・早期治療のため、家庭での血圧測定を習慣化し、高血圧の症状に注意し、健康的な生活習慣を心がけましょう。高血圧で、何科を受診すれば良いかわからない方は、循環器内科を専門とする医療機関への相談がおすすめです。
大石内科循環器科医院では、高血圧をはじめ、心臓や血管に関わる病気の診療を行っています。血圧の評価から生活習慣のアドバイス、必要に応じた検査まで、一人ひとりの状態に合わせた診療が可能です。

厚生労働省:国民健康・栄養調査報告(令和5年)
大石内科循環器科医院
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