大石内科循環器科医院

静岡市葵区鷹匠2-6-1 新静岡駅より 徒歩3分 駐車場あり

静岡市葵区鷹匠2-6-1
054-252-0585

いびき・睡眠時無呼吸外来

いびき・睡眠時無呼吸外来

以下の症状に心当たりはありませんか?

  • しっかり寝ているはずなのに疲れが取れない
  • 会議中に眠気がおそってくる
  • 家族からいびきを指摘された

このようなお悩みがある場合、もしかしたら睡眠時無呼吸症候群(SAS)かもしれません。

睡眠時無呼吸症候群は、放置すると高血圧や心疾患、糖尿病のリスクが高まる危険な状態ですが、適切な治療を受けることで改善が期待できます。

当院では、睡眠時無呼吸症候群の検査や治療を専門医が徹底的にサポートする「いびき・睡眠無呼吸外来」を設けています。いびき・睡眠無呼吸外来はオンライン診療にも対応しており、スマホ1台で簡単に受診が可能です。「もしかして自分も睡眠時無呼吸症候群かも?」と少しでも思った方は、まずは当院にお問い合わせください。

当院のいびき・睡眠無呼吸外来の特徴

  • 豊富な検査・治療経験

    01

    当院では、現在(2024年2月)100人以上の患者様が睡眠時無呼吸症候群の診断でCPAP治療を行っております。

  • 循環器専門医による
    総合的な管理

    02

    睡眠時無呼吸症候群があると、血管に負担がかかりやすく、高血圧や心臓病、血管系の疾患(循環器疾患)と関連が深く、「脳梗塞」「心筋梗塞」「狭心症」「糖尿病」などの疾患のリスクや悪影響を及ぼすことが報告されています。当院では循環器専門医が、睡眠だけを診るのではなく疾患予防を念頭に、患者様を総合的に診させていただきます。

  • オンライン診療に対応

    03

    スマホのビデオ通話で簡単に受診できます。予約から診察、キャッシュレス決済までスマホで完結するため、当院への受診が難しい方でも治療を受けられます。外来と比較して診察料も同水準のためご安心ください。交通費をかけずに済む、家やオフィスで好きなことをしながら待てるなど、患者様の負担を抑えることが可能です。

睡眠時無呼吸症候群とは

寝ている間に、呼吸が止まる無呼吸の状態を繰り返される病気を「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」といいます。具体的には、1時間に5回以上10秒以上の間呼吸が止まる状態かもしくは就寝中(7時間程度)の間に30回以上気道の空気が止まると、睡眠時無呼吸症候群と診断されます。

睡眠時無呼吸症候群について、以下の記事を合わせて読むことで詳しく知ることができます。
>>もしかして睡眠時無呼吸症候群(SAS)?症状と原因、治療方法について解説

継続して睡眠時無呼吸症候群の症状がある場合、血管に負担がかかりやすく、高血圧や心臓病、血管系の疾患と関連が深いと考えられています。そのため、「脳梗塞」「心筋梗塞」「狭心症」「糖尿病」などのリスクや悪影響を及ぼすことが報告されています。

治療をすることで、症状が改善しやすい疾患なので、家族の方などに「いびき」や「無呼吸」を指摘されたことがある方は、ぜひ当院にご相談ください。

睡眠時無呼吸症候群の症状

以下の症状に当てはまる場合は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。

  • 起きたときから倦怠感がある
  • 日中に強い眠気におそわれる
  • 集中力が続かない
  • 睡眠時間を確保しているはずなのに熟睡感がない
  • いびきをかいている
  • 夜に何度も目が覚める(トイレに行きたくなる)
  • 息苦しくて目が覚めることがある

良質な睡眠は、身体を休めるために欠かせません。しかし、睡眠時無呼吸症候群の場合、脳に酸素が十分に供給できないため、せっかく睡眠をとっても身体を休められません。

睡眠時無呼吸症候群は自分で気づくのが難しいのも特徴です。家族の方に指摘されて初めて呼吸が止まっていることに気づくケースも少なくありません。

上記の症状でお悩みの場合や家族からいびきや無呼吸を指摘された場合は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。睡眠時無呼吸症候群は、早期の治療により患者様の負担を抑えられます。思い当たる症状がある方は、早めに当院にご連絡ください。

睡眠時無呼吸症候群の検査

睡眠時無呼吸症候群の検査は、大きく「簡易検査」「精密検査」「画像診断」の3つに分かれています。いびき・睡眠無呼吸外来を受診したら、最初に簡易検査を行い、必要に応じて精密検査や画像診断を行います。

簡易検査

睡眠時無呼吸症候群の可能性があるかスクリーニングする検査で、自宅で検査機器(パルオキシメーター)を指に装着して寝ることで、酸素濃度を計測できます。自宅でいつもと同じ状況で就寝することができるため、日常生活のリズムを崩すことなく検査が可能です。

精密検査

さまざまな検査器具を装着して、就寝中の「脳波」「筋電図」「心電図」「呼吸」などの詳しい内容を測定する検査です。当院では検査機器をご自宅にレンタルしてご自宅での検査ができます。

精密検査を受けると、1時間あたりの10秒以上の低呼吸・無呼吸の値、閉塞性睡眠時無呼吸タイプか中枢性睡眠時無呼吸タイプか判断ができます。睡眠の質(分断の有無・睡眠の深さ)や睡眠障害、不整脈の有無なども確認が可能です。精密検査の結果をもとに治療計画を立てていきます。

睡眠時無呼吸症候群は早期発見ができると治療の負担も軽減できます。思い当たる症状がある場合は早めに当院へご相談ください。

画像診断

睡眠時無呼吸症候群は、鼻などの疾患が関係して起きている場合もあるので、X線やCTなどの画像診断を行うこともあります。

睡眠時無呼吸症候群の治療

睡眠時無呼吸症候群の治療法は「マウスピース」と「CPAP療法」「外科的手術」があります。それぞれの治療法を解説します。

マウスピース

中程度までの睡眠時無呼吸症候群の方は、就寝中にマウスピースをつけることで症状が改善が期待できます。マウスピースは「スリープスプリント」とも呼ばれており、上顎よりも下顎が前に固定されるように設計されています。マウスピースの装着により上気道を広く保てるため、いびきの軽減が可能です。

マウスピースの製作は、睡眠時無呼吸症候群の治療に対応している歯科医院で行いましょう。マウスピースを装着するだけなので、手軽に取り入れることができる一方で、重度の睡眠時無呼吸症候群の方には効果が不十分という報告もあります。睡眠時無呼吸症候群の症状を正しく把握して、適切な治療方法を選択することが大切です。

CPAP療法

CPAP療法とは、寝ている間の気道のスペースを確保するために、鼻に装着したマスクから空気を送り込む方法です。欧米や日本でも広く取り入れられています。症状の程度に応じて空気圧を調整することで、睡眠中に気道が狭くなることを防ぎ、スムーズな呼吸を可能にします。

CPAP療法を行うことで、無呼吸が改善されて十分な睡眠が取れるようになると、日中の眠気などを改善可能です。CPAP療法は、睡眠時無呼吸症候群だけでなく、心筋梗塞や脳梗塞などの血管に由来する疾患の進行の予防にも役立つことが分かっています。

ただし、CPAP療法は根本的な治療ではなく対処療法のため、マスクをしない状態では睡眠時無呼吸症候群の症状が出てしまいます。マスクを正しく装着して、継続的に治療を行うことが大切です。

当院では、100人以上の患者様に対してCPAP療法を行っております。患者様の状態に合わせた適切な治療のご提案が可能です。CPAP療法に興味がある方は、お気軽に当院にお問い合わせください。

外科的手術

アデノイド肥大や扁桃肥大などで気道のスペースが狭くなっている場合には、その原因を除去するために、外科手術を行う場合があります。

お子さんのアデノイド肥大は大人になるにつれて、小さくなるのが一般的ですが、睡眠時無呼吸症候群の症状がある場合には、成長を待たずに手術をするケースがあります。※当院では外科的治療は行っておりません。

睡眠時無呼吸症候群の予防

睡眠時無呼吸症候群の予防や根本的な解決のためには、日ごろの生活習慣の見直しが欠かせません。睡眠時無呼吸症候群の予防のために今日からできることを3つ解説します。

適正体重を維持する

肥満により首やのどに脂肪がつくと、気道が塞がるため睡眠時無呼吸症候群になりやすいです。睡眠時無呼吸症候群を予防するために、バランスの良い食事や適度な運動を取り入れて、適正体重を維持しましょう。

日本人はあごが小さい傾向があるため、少しの体重増加でも気道が狭くなるリスクを抱えています。日ごろから自分の体重に気を配り、健康を維持しましょう。

飲酒を控える

飲酒によりアルコールを摂取すると、筋肉がいつもより緩むため、上気道が狭くなり、いびきや無呼吸の原因になります。

いびきをかきやすい方は、寝る前の飲酒を意識して控えることをおすすめします。

口呼吸を改善する

通常は鼻で呼吸をする鼻呼吸が正しいのですが、アレルギー性鼻炎や蓄膿症、歯並びの悪さなどが原因で口呼吸になる場合があります。口呼吸をしていると、咽頭が狭くなるため、睡眠時無呼吸症候群のリスクが高いです。

鼻で呼吸をしている場合には、鼻毛がフィルターの役割をしているので、ウイルスや細菌を防いでくれますが、口呼吸の場合には、そのまま吸い込んでしまうリスクもあります。そのため、風邪やインフルエンザなどの感染症のリスクも高めてしまいます。

口呼吸は鼻の疾患や歯並びが原因になっていることもあるため、まずは当院にご相談ください。

まとめ

睡眠時無呼吸症候群は、寝ている時に呼吸が止まってしまい、酸素が十分に供給できない疾患です。そのため、朝起きた時に疲労感や倦怠感などがあり、日中の集中力の低下にもつながってしまいます。

睡眠時無呼吸症候群の状態が長期間にわたると、血管に負担がかかってしまい、高血圧や心疾患、脳疾患などに悪影響を及ぼす可能性もあります。

睡眠時無呼吸症候群は自分では気づきにくいため、ご家族の方からいびきや呼吸が止まっていると指摘された方はお早めに当院へご相談ください。