大石内科循環器科医院

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認知症予防へつながるMCIスクリーニング検査をはじめました。

2024.04.30

MCIスクリーニング検査プラスは、認知症の一つアルツハイマー病の前段階であるMCI (軽度認知障害)のリスクを調べる検査です。
すでに認知症と思われる症状が出始めている方や、認知症でお困りの方は当院のもの忘れ外来を受診ください。

認知症とは

認知症とは発達した認知機能が、様々な要因により低下し普段の生活に支障をきたしている状態です。認知症の大きな要因は加齢ですが、高齢社会である現在の日本で暮らす誰もが将来的に認知症を発症するリスクを抱えていると言えます。
実は認知症は「脳の生活習慣病」とも言われており、発症の20~30年前からの生活習慣が大きく影響することがわかっています。
発症の20~30年前ということは現在高齢の方ではなく、30代の働き盛り世代からの生活習慣が重要ということになります。

「認知症?自分はまだ若いから関係ない」

とお考えの方でも、今の生活がやがて将来の認知症発症につながる可能性があります。
認知症を発症しているほとんどの方も、若い時には自分が認知症になるとは考えてもいなかったでしょう。

認知症の予防

認知症を予防する上で、欠かせないことが生活習慣の見直しです。認知症の要因と深い関わりがあると言われているものは

  • 喫煙
  • 飲酒
  • 睡眠無呼吸症候群
  • 生活習慣病(高血圧・高脂血症・糖尿病など)

どれも普段の生活に関わりのあるものです。一般的に「生活習慣病」と聞くと高血圧・高脂血症・糖尿病などで、認知症とはあまり関係ないと思われる方が多いと思います。
しかし、生活習慣病の影響は脳にも及びやがて認知症を発症する要因となります。つまり認知症の予防には、生活習慣病の予防が重要となります。

  • 食生活の見直し・改善
  • 適度な運動習慣
  • 睡眠の改善(いびき・睡眠無呼吸外来はこちら
  • 禁煙(禁煙外来はこちら

また「会話や相談できる相手がおらず、近所付き合いもない」1日誰とも話をしない「社会的孤立」も認知症への大きな要因の一つと言われています。
他人とのコミュニケーションや趣味や役割を目的に定期的に外出するなど、日常的に脳を働かせることも認知機能の維持=予防につながります。
当院では「社会的孤立」を防ぐことを目的の一つとして行っている取り組みもあります。詳しくはこちら
そして認知症の予防には、自身の発症リスクを知ることも一つの方法です。

認知症の発症リスク

MCI (軽度認知障害)は、認知症を発症する一歩手前の段階です。最近の研究ではこのMCIの段階で気づき、適切な予防をすることでその後の認知症への進行を抑える可能性があるとわかってきました。
MCIから適切な予防を行わず放置しておくと、たった5年で半数以上の方が認知症に進行すると言われています。
つまりMCIリスクがわかることで、認知症の発症リスクを知ることにつながります。

発症リスクを調べるMCIスクリーニング検査プラス

認知症の一つアルツハイマー病の前段階であるMCI (軽度認知障害)のリスクを調べる検査が、当院で実施しているMCIスクリーニング検査プラスです。
この検査では注射器を使わない2mlの採血のみで、少量の血液から血管の老化・炎症・原因の一つと言われているたんぱく質を測定します。老廃物を排除する機能が正常であるかを検査することでMCIリスクを判定します。
一般的な血液検査のようにお食事を抜く必要がなく、当院ではこの検査のみでもご予約なしでご来院いただいても検査可能です。

認知症の予防において最も大切なことは

  • 早期の発見
  • 早期の対策

現在健康な方も年齢を重ねるにつれ、MCIから認知症へのリスクは自然と高まります。毎年受ける健康診断と同じように定期的にこの検査を受けることで、変化に早い段階で気づくことができます。
認知症への進行につながるMCI (軽度認知障害)のリスクを調べるMCIスクリーニング検査プラスは当院へご相談ください。

検査についてさらに詳しく知りたい方はMCIスクリーニング検査プラス公式サイトをご覧ください。

大石内科循環器科医院
420-0839
静岡市葵区鷹匠2-6-1
TEL:054-252-0585

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