大石内科循環器科医院

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狭心症

狭心症の特徴とは?原因や発症メカニズムについて

心臓は毎日休むことなく私たちの体中に血液を送り届ける、大切なポンプの役割をしています。 この心臓自身にももちろん栄養や酸素が必要ですが、それらを心臓に届けているのが「冠動脈」と呼ばれる血管です。 狭心症とはこの冠動脈がなんらかの原因で狭くなってしまい、心臓が必要とするだけの血液を送り届けることができなくなってしまう病気です。

狭心症の定義と症状の一般的な特徴

心臓は常に動き続けるために、たくさんの酸素を必要とします。 しかし狭心症によって冠動脈が狭くなってしまうと、心臓は必要な酸素を十分に受け取ることができず息苦しさを感じてしまいます。息苦しさを感じた心臓は、私たちにサインを送ります。 それが胸の痛みや、圧迫感といった狭心症の症状です。
狭心症の症状は一般的に胸の中央部に締め付けられるような、あるいは重苦しい圧迫感として感じられます。 まるで胸の上に重い辞書が乗っているような感覚と表現する患者さんもいます。 痛みがまるで心臓から枝のように伸びているかのように、左肩や腕・背中・顎・歯などに広がることもあります。

症状説明
胸の痛み狭心症の最も一般的な症状で、多くの人が「ぎゅーっと締め付けられるような痛み」や「重苦しい圧迫感」と表現します。
圧迫感胸に重いものが乗っているような感覚に襲われることがあります。
痛みの放散胸の痛みは、左肩や腕、背中、顎、歯など、心臓から離れた場所に広がることがあります。
動悸胸がドキドキしたり、脈が速く感じたりすることがあります。これは、酸素不足を補おうと心臓が一生懸命働いているサインです。
息切れ階段を上ったり、重い荷物を持ったりしたときに息切れを感じることがあります。
少し動いただけで息苦しくなることもあります。
吐き気や嘔吐特に重症の場合、吐き気や嘔吐を伴うことがあります。
冷や汗冷汗をかくことがあります。
症状の持続時間通常、数分から10分程度で治まりますが、30分以上続く場合は、心筋梗塞の可能性もあるため、速やかに医療機関を受診する必要があります。
症状が現れやすいタイミング運動時や興奮時、寒い場所に出た時、食後など、心臓に負担がかかっているときに症状が現れやすい傾向があります。

狭心症の主な原因

狭心症の主な原因は、心臓に酸素を供給する冠動脈が動脈硬化によって狭くなることです。 動脈硬化は血管の壁にコレステロールや脂肪などが溜まっていくことで血管が硬く狭くなる病気で、水道管がサビで詰まっていく様子に似ています。 動脈硬化が進むと血液の流れが悪くなり、心臓への酸素供給が滞ってしまうのです。
狭心症の原因となる動脈硬化は、生活習慣病と深く関わっています。 生活習慣病には高血圧・脂質異常症(高脂血症)・糖尿病・肥満などがあり、これらの病気は動脈硬化を促進する危険因子となります。

危険因子説明
高血圧血圧が高い状態が続くと、血管の内側に負担がかかり、傷つきやすくなります。その傷ついた部分にコレステロールなどが溜まりやすくなり、動脈硬化が進行します。水道管に高い水圧をかけ続けると、劣化しやすくなるイメージです。
脂質異常症(高脂血症)血液中の悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が多すぎたり、善玉コレステロール(HDLコレステロール)が少なすぎたりすると、血管の壁にコレステロールが溜まりやすくなり、動脈硬化の原因となります。これは、油汚れが水道管にへばりつく様子に似ています。
糖尿病血糖値が高い状態が続くと血管の内側が傷つき、動脈硬化が起こりやすくなります。また糖尿病の人は高血圧や脂質異常症を合併しやすいため、さらに動脈硬化のリスクが高まります。
高血糖は血管にとってまるで砂糖水の中に浸かっているようなもので、ダメージを受けやすい状態です。
肥満肥満の人はそうでない人に比べて、高血圧・脂質異常症・糖尿病などの生活習慣病のリスクが高くなります。これらの病気は動脈硬化を促進するため、肥満も狭心症の危険因子の一つと考えられます。
喫煙タバコに含まれるニコチンには血管を収縮させる作用があり、血圧を上昇させたり心拍数を増加させたりします。また一酸化炭素は血液中の酸素運搬能力を低下させるため、心臓への酸素供給を妨げます。タバコは血管にとって百害あって一利なしです。
加齢年齢を重ねるにつれて、血管は弾力性を失い硬くなっていくため、動脈硬化のリスクが高まります。これは水道管も年数が経つと、老朽化していくのと同じことです。
遺伝狭心症の家族歴がある人は、そうでない人に比べて、狭心症を発症するリスクが高いと言われています。
ストレスストレスを感じると、血管が収縮し、血圧や心拍数が上昇します。また、ストレスホルモンが分泌されることで、血管の内側に炎症が起こりやすくなることも指摘されています。これらの変化は、動脈硬化を促進する要因となります。

狭心症の診断方法

「最近、胸が締め付けられるような感じがする…」「もしかして、狭心症?」 そう思ったら一人で不安を抱え込まず、まずは医療機関を受診して医師に相談することが大切です。狭心症かどうかを診断するためには、いくつかの検査を組み合わせて行います。

狭心症の診断に使われる一般的な検査方法

狭心症の診断にはまるで探偵が謎を解き明かすように、さまざまな角度からの情報が必要になります。

1.問診と診察

患者さんから詳しくお話を伺うことが、診断の第一歩です。

  • いつ、どのような時に胸の痛みや圧迫感を感じるか?
  • 運動をした時や、精神的にストレスを感じた時に症状が出やすいか?
  • 安静時に症状が現れるか?
  • 過去の病歴や生活習慣、家族の病歴は?

これらの情報は、狭心症かどうかを見極めるための重要な手がかりになります。 例えば家族に心臓病を患った方がいる場合、遺伝的な要因も考慮する必要があるため必ず医師にお伝えください。

2.心電図検査:

心臓の電気的な活動の様子を記録する検査です。

  • 胸に電極を貼り付けて、心臓の電気信号を波形として記録します。
  • 痛みを感じたり、体に害はありませんのでご安心ください。
  • 狭心症の場合、安静時には異常が見られないこともありますが「運動負荷心電図検査(トレッドミル検査)」を行うことで、運動中の心臓の状態を調べることができます。

3.心臓超音波検査

超音波を使って心臓の動きや構造を調べる検査です。

  • 超音波は、妊婦さんのエコー検査にも使われている安全な検査です。
  • 検査時間は10分程度で、痛みは伴いません。
  • この検査では、心臓のポンプ機能や弁の状態、心臓の大きさなどを評価することができます。
  • 例えば、心臓の壁が厚くなっていたり、動きが悪くなっていたりすると、狭心症の可能性が高くなります。

4.冠動脈造影検査

冠動脈の状態を詳しく調べるための検査です。

  • 腕や足の付け根の血管から細い管(カテーテル)を挿入し、心臓の冠動脈に造影剤を流してX線撮影を行います。
  • 狭心症の原因となる冠動脈の狭窄や、閉塞の程度を正確に診断することができます。

これらの検査結果を総合的に判断し、医師は患者さんに最適な治療法を決定します。

狭心症の治療方法

狭心症の治療方法は患者さんの症状や検査結果、そして生活習慣などを考慮しながら一人ひとりに最適な方法を選択します。

1.薬物療法:

薬で狭心症の症状をコントロールする方法です。薬物療法は、狭心症の症状を和らげ、発作を予防するために、さまざまな種類の薬が使用されます。

  • ニトログリセリン:
    血管を広げて心臓への血液の流れを改善する薬です。発作時に舌の下で溶かして使うことで、効果がすぐに現れます。
  • β遮断薬
    心臓の負担を減らす薬です。心臓の動きを穏やかにすることで、酸素の消費量を抑えます。
  • カルシウム拮抗薬
    血管を広げて心臓への血液の流れを改善する薬です。
  • 抗血小板薬
    血液をサラサラにする薬です。血液が固まって血管が詰まるのを防ぎます。

2.カテーテル治療

カテーテルを用いて、狭窄した冠動脈を広げる治療法です。カテーテル治療は足の付け根や腕の血管からカテーテルと呼ばれる細い管を挿入し、狭窄または閉塞した冠動脈に到達させて治療を行う方法です。

  • バルーン治療
    風船のついたカテーテルを狭窄部位で膨らませて血管を広げます。バルーンは、まるで風船のように狭くなった血管を押し広げます。
  • ステント留置術
    金属製の網目状の筒(ステント)を留置して、血管を広げた状態を維持します。ステントは血管の内側から支えとなり、血管が再び狭くなるのを防ぎます。

3.外科的治療

手術によって心臓の血管のバイパスを作る治療法です。

  • 冠動脈バイパス手術
    体の他の部分から血管を採取し、狭窄または閉塞した冠動脈の先に繋ぎ血液の流れを改善する手術です。まるで迂回路を作るように、心臓に新しい血液の通り道を作る手術です。

狭心症の治療期間と経過について

狭心症の治療期間や経過は症状の重さや治療法、患者さんの状態によって大きく異なります。

  • 薬物療法が中心の場合、症状が安定していれば、通院しながら治療を継続します。定期的な検査で病状を確認し、必要があれば薬の種類や量を調整します。
  • カテーテル治療を受けた場合は、数日間の入院が必要となります。その後症状が安定していれば退院となりますが、再狭窄を防ぐために、薬物療法を継続する必要があります。
  • 冠動脈バイパス手術を受けた場合は、1〜2週間程度の入院が必要となります。その後、リハビリテーションを行いながら、社会復帰を目指します。

狭心症は早期発見・早期治療によって、症状の改善や進行を抑制できる病気です。 気になる症状がある場合は早めに医療機関を受診し、医師に相談することが大切です。

狭心症と心筋梗塞の違いと類似点

狭心症と心筋梗塞はどちらも心臓の血管が深く関係する病気であり、症状も似ているためしばしば混同されます。
狭心症は心臓の筋肉に栄養や酸素を供給する冠動脈が一時的に狭くなることで、心臓への血液供給が不足し胸の痛みや圧迫感を引き起こします。
一方、心筋梗塞は、冠動脈が完全に詰まってしまい心臓の筋肉に血液が全く供給されなくなる病気です。
例えるなら狭心症は水道管が錆びて細くなり水の出が悪くなった状態、心筋梗塞は水道管が完全に詰まってしまい、全く水が出なくなった状態と言えるでしょう。
心筋梗塞は狭心症よりも重症で、命に関わる危険性も高い病気です。迅速な治療が必要となるため、違いを正しく理解しておくことが重要です。

特徴狭心症心筋梗塞
症状の持続時間数分から10分程度で治まることが多い30分以上続くことが多い
症状の特徴運動やストレスで誘発されることが多い安静時にも起こることがあり、冷や汗、吐き気、嘔吐、呼吸困難を伴うこともある
重症度命に関わることは少ない命に関わる危険性が高い
治療薬物療法、カテーテル治療、冠動脈バイパス手術など薬物療法、カテーテル治療、冠動脈バイパス手術、緊急カテーテル治療など

狭心症と不整脈の違いと類似点

狭心症と不整脈は、どちらも心臓を舞台とする病気ですが原因や症状は異なります。
狭心症は心臓の筋肉に血液を送る冠動脈が狭くなることで、心臓に十分な酸素が供給されず胸の痛みや圧迫感が生じる病気です。一方、不整脈は心臓の拍動のリズムが乱れる病気です。
狭心症と不整脈は、どちらも胸の痛みを伴うことがありますが狭心症の胸の痛みは運動やストレスなど心臓に負担がかかった時に誘発されやすいという特徴があります。一方、不整脈による胸の痛みは安静時にも起こることがあります。
また不整脈では胸の痛み以外にも、めまい・ふらつき・失神などの症状が現れることがあります。
いずれの場合も自己判断は大変危険ですので、医療機関を受診し適切な検査や治療を受けるようにしましょう。

狭心症の合併症と予防方法について

狭心症は、心臓に十分な血液が供給されなくなる病気です。 放置すると、心臓は働きづめでヘトヘトの状態になってしまいます。狭心症が進行するとどうなるのか、そしてそうならないためにどんな予防策があるのかについて詳しく見ていきましょう。

狭心症の合併症やリスク要因に注意しよう

狭心症を放置すると、心臓に深刻なダメージを与える可能性があります。 心臓は体中に血液を送るポンプのような役割をしているので、心臓に負担がかかると体全体に影響が及んでしまいます。

例えば、狭心症が進行すると、以下のような合併症を引き起こす可能性があります。

心筋梗塞

狭心症が進行し心臓の血管が完全に詰まってしまうと、心筋梗塞を引き起こします。 これは心臓の血管が詰まってしまい、心臓の筋肉に栄養や酸素が全く届かなくなってしまう状態です。 心臓の筋肉は栄養と酸素が絶たれると、数十分で壊死が始まり命に関わる危険性も高くなります。 例えるなら水道管が完全に詰まってしまい、水が全く流れなくなってしまう状態です。 心筋梗塞は、まさに心臓の危機であり、迅速な治療が必要となります。

心不全

狭心症によって心臓に負担がかかり続けると、心臓のポンプ機能が低下し全身に十分な血液を送れなくなる心不全になることがあります。 心不全になると息切れやむくみなどの症状が現れ、日常生活に大きな支障をきたす可能性があります。 これは心臓が疲弊し、全身に十分な血液を送れなくなってしまう状態です。 例えるならポンプの力が弱くなってしまい、水を勢いよく送り出せなくなってしまう状態です。 心不全は心臓の機能低下によって引き起こされ、日常生活に大きな影響を及ぼす可能性があります。

不整脈

狭心症によって心臓の電気的な活動が乱れると、不整脈が起こりやすくなります。 不整脈は動悸や脈が飛ぶなどの症状が現れるだけでなく、重症化すると意識を失ったり突然死を引き起こす危険性もあります。 これは、心臓のリズムが乱れてしまう状態です。 例えるなら時計の針が正常な速度で動かず、遅くなったり速くなったり止まったりしてしまう状態です。 不整脈は心臓のリズム異常であり、場合によっては命に関わる危険性もあります。

これらの合併症を予防するためには、狭心症のリスク要因を理解し、生活習慣を改善することが重要です。
狭心症のリスク要因には、以下のようなものがあります。

リスク要因具体的な例
喫煙タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させ、血圧を上昇させるため、狭心症のリスクを高めます。タバコは、血管を収縮させ、血流を悪くする作用があります。これは水道管を圧迫して、水の流れを悪くするようなものです。
高血圧血圧が高い状態が続くと、血管に負担がかかり、動脈硬化を促進するため、狭心症のリスクを高めます。高血圧は、血管に常に高い圧力がかかっている状態で、
動脈硬化を進展させる要因となります。これは、水道管に常に高い水圧がかかっている状態であり、水道管の劣化を早める原因となります。
高脂血症血液中のコレステロールや中性脂肪が多い状態が続くと、血管の内側にコレステロールが溜まりやすくなり動脈硬化を促進するため狭心症のリスクを高めます。コレステロールや中性脂肪は血管の内側に溜まり、動脈硬化を引き起こす原因となります。これは水道管の内側に汚れが付着し、水の流れを悪くするようなものです。
糖尿病血糖値が高い状態が続くと、血管を傷つけ、動脈硬化を促進するため、狭心症のリスクを高めます。高血糖は、血管を傷つけ、動脈硬化を促進する作用があります。これは、水道管に傷をつけ、劣化を早めるようなものです。
肥満肥満は高血圧・高脂血症・糖尿病などの生活習慣病のリスクを高めるため、間接的に狭心症のリスクを高めます。肥満は、様々な病気のリスクを高める要因となります。これは体に負担をかけることで、心臓にも負担をかけることになり狭心症のリスクを高めることにつながります。
ストレスストレスは、血管を収縮させ、血圧を上昇させるホルモンを分泌するため、狭心症のリスクを高めます。ストレスは、体に様々な悪影響を及ぼします。その一つとして、血管を収縮させ、血圧を上昇させるホルモンが分泌されます。これは水道管を圧迫し、水の流れを悪くするようなものです。
家族歴父母や兄弟など血縁者に狭心症や心筋梗塞など、心臓病を患っている人がいる場合は、遺伝的に狭心症のリスクが高くなる可能性があります。これは、体質や遺伝的な要因が関係していると考えられています。

狭心症の予防に役立つ生活習慣の改善方法

狭心症を予防するためには上記のようなリスク要因を減らすように、日々の生活習慣を見直すことが大切です。
具体的には、以下のようなことに気をつけましょう。

バランスの取れた食事

野菜や果物を中心としたバランスの取れた食事を心がけ、塩分・脂肪分・糖分の摂り過ぎに注意しましょう。

  • 例えばラーメンやポテトチップスなどの脂っこいものや、ケーキなどの甘いものを食べ過ぎないように気をつけましょう。これらの食品は脂質や糖質が多く含まれており、摂り過ぎると肥満や高脂血症の原因となります。
  • 野菜は体の調子を整えてくれるビタミンやミネラルなどの栄養がたくさん含まれているので、毎日しっかりと食べることが大切です。野菜に多く含まれる食物繊維はコレステロールの吸収を抑えたり、血糖値の上昇を緩やかにする効果があります。

適度な運動

軽い運動を習慣的に行いましょう。激しい運動は逆効果になる場合があるので、ウォーキングや軽いジョギングなど、無理のない範囲で行うことが大切です。

  • 毎日30分程度、散歩をするだけでも効果があります。軽い運動を習慣的に行うことで、肥満の解消やストレスの発散、血行促進効果などが期待できます。
  • エレベーターやエスカレーターではなく、階段を使うようにするのも良いでしょう。日常生活の中で、こまめに体を動かすことを意識することで運動不足の解消につながります。

禁煙

喫煙は狭心症のリスクを大幅に高めるため、禁煙することが大切です。禁煙は狭心症だけでなく、その他多くの病気の予防にもつながるので健康的な生活を送るためには欠かせません。

  • 禁煙は一人で行うのは難しいので周りの人に協力してもらいながら、禁煙外来などを利用するのも良いでしょう。禁煙することで血管が拡張し、血流が改善されます。またニコチンによる血管収縮作用もなくなるため、狭心症のリスクを減らすことができます。

ストレスをため込まない

ストレスは体に悪影響を与えるため、適度に発散することが大切です。趣味やリラックスできる活動を見つけたり、友人や家族と過ごす時間を作るなど、自分なりのストレス解消法を見つけましょう。

好きな音楽を聴いたり、ゆっくりとお風呂に入ったりするのも効果的です。ストレスをため込むと血管が収縮し、血圧が上昇しやすくなります。また、ストレスホルモンが分泌され、血管内皮細胞にダメージを与えることによって、動脈硬化を進展させる可能性も指摘されています。

悩み事があれば、一人で抱え込まずに、信頼できる人に相談することも大切です。ストレスと上手に付き合っていくことが、狭心症の予防には重要です。

定期的な健康チェック

定期的に健康診断を受け、血圧・血糖値・コレステロール値などをチェックしましょう。健康診断の結果、異常値が見つかった場合は医師の指示に従い適切な治療や生活習慣の改善に取り組みましょう。
早期発見、早期治療が大切なので、体に異変を感じたら、早めに医療機関を受診しましょう。 定期的な健康チェックを受けることで、自身の健康状態を把握し、生活習慣病のリスクを早期に発見することができます。
これらの生活習慣を改善することで、狭心症だけでなく、他の病気のリスクを減らすことにもつながります。健康的な生活を送るために、できることから少しずつ始めていきましょう。

まとめ

狭心症は心臓の血管である冠動脈が狭くなることで心臓への血液供給が不足し、胸の痛みや圧迫感を引き起こす病気です。 狭心症は動脈硬化によって引き起こされることが多く、高血圧・高脂血症・糖尿病・肥満などの生活習慣病がリスク因子となります。
治療には、薬物療法・カテーテル治療・外科的治療などがあり、症状や状態に応じて適切な方法が選択されます。 狭心症は放置すると心筋梗塞や心不全などの合併症を引き起こす可能性があるため、早期発見・早期治療が重要です。 狭心症を予防するためには、禁煙、適度な運動、バランスの取れた食事など、生活習慣の改善が不可欠です。
気になる症状などがある方は、当院にご相談下さい。



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