大石内科循環器科医院

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脂肪肝

1. 脂肪肝とは
2. 脂肪肝の原因
3. 脂肪肝の症状
4. 検査・診断
5. 治療について

1.脂肪肝とは

脂肪肝とは、肝臓に脂肪がたまった状態のことをいいます。
肝臓の細胞の約3割以上に脂肪がたまると脂肪肝と診断されます。

2.脂肪肝の原因

脂肪肝になってしまう原因として飲酒のしすぎによるアルコール性肝障害(ALD)と、アルコールを多く摂取していないのに生じる非アルコール性脂肪肝(NAFL)の2つに大きく分かれます。
また、非アルコール性脂肪肝(NAFL)の原因として肥満やメタボリックシンドロームが一般的です。(その他、甲状腺機能低下症や閉塞性睡眠時無呼吸症候群、薬剤が原因となることもあります。)

3.脂肪肝の症状

自覚症状がほとんどみられないケースが多く、健康診断で肝機能検査異常(AST、ALT、ALP、r-GTP値が高い)を指摘され診断されるケースが多くあります。しかし、脂肪肝を放置すると一部の症例で脂肪肝炎、肝硬変、肝細胞がんへと進行します。
病気が進行していくと、黄疸(皮膚の色が黄色っぽくなる)、上腹部の痛み、全身倦怠感、食欲不振、お腹の張り(腹水)などが現れることがあります。
また、肝臓への血の流れが滞るようになると、破裂すると大量吐血を来す食道静脈瘤を形成することもあります。

このように、脂肪肝は無症状ですが、進行すると命に関わる重大な病気へとつながる場合があります。健康診断などで指摘された場合は、放置せず是非当院へご相談下さい。

4.検査・診断

腹部超音波、腹部CT・MRI検査等で、肝臓への脂肪沈着を確認します。
血液検査で、脂肪肝の原因を検索したり脂肪肝炎、肝硬変への進展(肝線維化)の可能性を評価したりします。

5.治療について

常習的な多量飲酒によるものであれば、禁酒が基本となります。肥満やメタボリックシンドロームをともなうケースでは、食事療法や運動療法が重要です。
多くの場合は予後良好ですが、放置すると一部の症例で脂肪肝炎、肝硬変、肝細胞がんへと進行します。
脂肪肝と診断された場合は、そのまま放置せず、病気と認知して治療をすることが大切です。

 

 

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