当院は地域の皆様の「かかりつけ医」として、「総合内科」に注力しております。
総合内科では、風邪やインフルエンザといった一般的な内科疾患に加えて、高血圧・糖尿病・高脂血症(脂質異常症)などの生活習慣病や、循環器疾患・消化器疾患・認知症など特定の病気・臓器にとらわれず、患者様のお身体全体を総合的に診て診断・治療に繋げています。
総合内科には、3つの大きな役割があると考えられます。
皆さんはどのようなときに「内科」を受診しますか?内科とは主に「身体の臓器を対象に診療する科目」ですが、実際は以下の9つの領域に分かれているため、診療科目もそれぞれ存在しています。
とはいえ、一般の方が「この症状は消化器内科だな」「これなら循環器内科だな」と適切に判断することは難しいでしょう。
どこか調子が悪い場合、現れる症状は一つとは限りません。複数の症状が出ていても、1つの病気が原因で起こっているケースはよくあります。
当院の院長は、日本内科学会認定の「総合内科専門医」として、内科領域の専門性にとらわれず、患者様のお身体を全体的に診て、診断・治療を行っています。
厚生労働省による年代別・世代別の課題*1をみてみると、世代によって気になる傷病は異なっています。
*1(参考)令和4年国民生活基礎調査 健康|e-stat
また、加齢に伴い、高齢になればなるほど基礎疾患も増える傾向があります。例えば、高血圧症でありながら、糖尿病や花粉症・腰痛など複数の病気を罹患している患者様もいらっしゃることでしょう。こうした例では、高血圧症であれば循環器内科、糖尿病であれば内分泌代謝内科や糖尿病内科、花粉症であれば耳鼻咽喉科、腰痛であれば整形外科へと、複数の専門科を受診しなければなりません。それぞれの病院への受診・通院は患者様ご本人のみならず、付き添いをされるご家族にとっても大きな負担となります。
当院の総合内科では、高血圧症・糖尿病・喘息・認知症など複数の病気に対して各科の垣根を取り払った診察・治療に加え、薬剤の減薬・整理など内科的疾患の複合的な管理も行っています。
もちろん治療を進めていく中で、より専門的な検査・治療が必要な段階に至った場合には、すみやかに対応する専門医・高度医療機関へご紹介させていただきます。
など、病院へ行くにしても「何科に行けばいいのか」迷うことはありませんか?
総合内科医は「病院総合医」「ホスピタリスト」とも呼ばれます。総合内科では、お身体全体を横断的に診察することで初期治療のみならず、慢性疾患に対する管理も行っています。
当院の院長は日本内科学会認定の「総合内科医」だけでなく、日本循環器学会認定「循環器専門医」、日本医師会「産業医」、日本心エコー図学会「SHD心エコー図認証医」、日本心血管インターベンション治療学会「日本心血管インターベンション認定医」、日本旅行医学会「旅行医学認定医」など複数の専門的資格を有しております。
日常の健康問題から専門的疾患の診断・治療まで、当院では地域の「かかりつけ医」として、患者様一人一人に向き合ったオーダーメイドの診療を行っております。「何科に行けばよいか、分からないとき」には、当院までお気軽にご相談ください。
上記以外にも気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。
当院では、次のような疾患に対して、診察・治療を行っております。
血液検査では、得られた血液によって様々な身体の状態を把握することができます。
主に貧血や肝臓、腎臓、心臓、甲状腺の異常、生活習慣病(高血圧、糖尿病、高脂血症、高尿酸血症など)などがわかります。
尿中の蛋白や潜血、糖などを調べ、様々な病気やその兆候を知ることができる検査です。
X線を主に胸部や腹部に照射して、肺・心臓・大動脈・肺の間にある縦隔・肋骨、胃・小腸・大腸・泌尿器などの器官の異常を調べることができます。
体内に超音波を発射し、反射する超音波を検出して画像化することで体内の様子を観察する検査です。
放射線の被ばく、痛みの一切ないご負担の少ない検査です。
当院では、頸動脈、甲状腺、心臓、大血管、腹部(泌尿器、婦人科系領域を含む)、下肢動脈、下肢静脈の超音波検査が可能です。
安静時に行う検査で、心筋に流れる微弱な電流から心臓の動きを確認することができます。
不整脈、狭心症、心肥大、心筋梗塞などの診断に役立てられます。
小型の検査装置を身につけて頂き、日常生活での心電図を24時間連続記録する検査です。不整脈の診断や狭心症発作時に特有な心電図変化を記録できます。
一日の中で心電図がどのような行動でどのように変化するか、また症状があるときはどのような変化が捉えられるのかを調べます。
日常生活の中での一日の血圧の変化を調べます。血圧は、環境、行動、ストレスなどいろいろな原因で常に変動しています。そこで血圧の変化(日内変動)を知り、降圧剤の効果判定など治療に役立てる検査です。
運動に対する心機能をチェックする検査です。狭心症。心筋梗塞の診断や治療効果の判定、運動による不整脈の増減などを検査します。
心臓が血流を送り出すことに伴って発生する波形を調べることで、血管(動脈)の硬さと詰まり具合を確認する検査です。
ぜんそく(喘息)、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、間質性肺疾患をはじめとする、呼吸器の病気が疑われるときや、その状態をみるときに行う検査です。息を吸ったり吐いたりして息を吸う力、吐く力、酸素を取り込む能力などを調べます。
手や足の神経が正常に機能しているか調べる検査です。手や足の神経の上から電気で刺激をして、誘発される筋反応から刺激が伝わる速さを測定したり、波形を分析したりする検査です。
自宅で機器の装着・脱着を行い、その後得られたデータを当院で解析します。睡眠障害、睡眠時無呼吸(睡眠時無呼吸症候群)の有無を調べる簡易検査です。
装置を手首に巻き、センサーを指先に装着して、終夜血中酸素濃度を測定します。睡眠時無呼吸のある方は、睡眠時に血中酸素濃度が低下します。また、心疾患、呼吸器疾患の方は、体動時に測定することで、息切れなどの重症度を評価し、治療に役立てることができます。
糖尿病の詳しい検査です。ブドウ糖75g飲料を飲んで、1時間後・2時間後の血糖値の値をべるもので、2時間後の値が高い場合は糖尿病が強く疑われます。
大腸に出血があると便に血液が混じります。出血が多ければ目で見て判断できますが、少ない場合には見ただけでは判断ができません。便潜血検査は、その混じった血液中のヘモグロビンを調べるため、目に見えない出血がわかります。潰瘍、がん、ポリープ、痔などで出血があると陽性になり、大腸がんの早期診断のためのスクリーニング検査としても用いられています。
胃カメラとは、口もしくは鼻から内視鏡を挿入し、上部消化管(食道、胃、十二指腸)の観察を行う検査です。胸焼け、腹痛、食欲低下、貧血などの原因を調べるため、食道・胃・十二指腸に発生した潰瘍、炎症、腫瘍、ポリープなどを診断するために行います。
バリウム(胃の造影剤)を飲んだ後、検査台の上で体の向きを左右に回転させて、食道から胃、十二指腸までをレントゲンで撮影する検査です。食道・胃・十二指腸のがんのほか、胃潰瘍、胃炎、ポリープなどを早期発見することができます。
ヘリコバクターピロリ菌の検査です。胃粘膜にピロリ菌が感染することで、胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胃がんなどの原因にもなります。当院では、ピロリ菌の感染が確認できた患者様に対しては除菌療法も施行しております。
骨密度測定とは、骨の中にあるカルシウム・マグネシウムなどのミネラル成分が、どのくらいの量あるのかを計測するものです。ミネラル成分が不足してくると、骨がもろくなります。骨密度の測定は、 骨粗しょう症の早期発見 に非常に重要です。